地元の方の協力による収集作業の様子

遺骨収集活動

第二次大戦下のグアム島の戦いで、絶対不利のなか、いささかも怯まず祖国のために散った英霊の御遺骨18,000余柱が、未だ祖国に帰れず、グアム島の地中深くに埋もれ放置されたままで、感謝の念もなく、人間の尊厳も守られておりません。

 この英霊の御遺骨18,000余柱を、崇敬の念を持って、1柱でも多く、一日でも早く祖国にお連れしたい、このままでは誠に申し訳ないという想いから「ピースリング・オブ・グアム・ジャパン」は活動しております。

 グアム島は、米国でありその法律は厳しく色々と困難なことがありますが、厚生労働省及び、JYMAと連携して一生懸命に御遺骨の収集を進め、祖国にお迎えすることを目指してこれからも活動してまいります。

遺骨収集についてのお問い合わせは
松本平太郎美容室事務所内
〒180-0005
東京都武蔵野市御殿山2-21-10
電話:0422-47-5150(代)
FAX:0422-47-7670
メール:info@mhb.co.jp

 
 2010年4月20日(火)〜22日(木)
 グアム島に英霊の遺骨収集へ

2010年4月20日から22日、グアム島に英霊の御遺骨の収集に訪れました。

グアム島の地にいまだ発掘されず、ひどい場所と状態で眠る英霊のご遺骨をアメリカ考古学者によって
掘り出す過程を見守る形となりました。
(アメリカの法律で、他国の人間が遺骨を掘り出すことは認められていない為)

先の大戦で祖国の為に命をかけて戦い亡くなられた
18,000余柱の英霊のご遺骨を、
1柱でも多く祖国にお連れしたい、
さもなければ申し訳ないという強い想いがあります。

厚生労働省に我々遺族とJYMAが同行し、5柱の御遺骨の収集の全権を握る考古学者の作業を、はがゆい思いで手をこまねいて、固唾を飲んで見守りました。
21日には収集場所から手榴弾が見つかったことにより
アメリカ軍の爆弾処理作業の為に収集が一時中断したこともありました。
いたわしくも、靴を履いたままの御遺骨は手榴弾を手に持っていたような状況でした。

今回はアメリカの法律や手榴弾の件で作業が遅れ、
残念ながら一柱も収集できない状況でありました。
早く日本にお連れしたいと関係者に強く要望とお願いをして帰国しました。

『自分が英霊の立場であったら、家族に会いたいし、迎えに来て欲しい』
故に一刻でも早く、1柱でも多く日本にお連れしたい。

その想いで今後も活動してまいります。

 




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▲収集作業の様子
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▲ご遺骨収集現場にて
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▲日本国総領事訪問(ハガッニャ日本国総領事館にて)
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▲アガット村タヤマ村長を訪ねて

 2010年1月19日(火)〜23日(土)
 グアムの遺骨収集について

 アガット村の慰霊碑近くにおいて、水道工事中に日本人将兵のご遺骨が見つかりました。ご遺骨が埋め戻されかねない状況だった為、2010年1月19日〜23日、厚生労働省、ピースリングオブグアム、ピースリングオブグアムジャパン、NPO法人JYMA(日本青年遺骨収集団)の方々と現状確認の為現地入りし、現地考古学者の鑑定が済んだ一柱のご遺骨を拝受し、グアムの火葬施設にて祭祀を行いました。冨野ハガニャ総領事やアガット村の関係者など様々な人が参列されました。


 その後、ご遺骨一柱は日本に持ち帰り、2010年1月25日、厚生労働省において厳粛な拝礼式が行われ省内の霊安室に安置されています。5月には千鳥ケ淵墓苑に埋葬される予定になっています。




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▲グアムにて祭祀
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▲多くの方に参列していただきました
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▲厚生労働省においての拝礼式